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今日トイレでフッと思ったことを、書いていきたいと思います。
社会人パラレルです。
しかもCP要素があるので「続きを読む」にて。
ちなみにCPは切原×日吉です。

切原赤也、社会人歴三ヶ月。
日吉若、社会人歴一年と三ヶ月。
日吉はこの三ヶ月間、切原の教育係をやっていた。


「お前な…これ提出書類なんだぞ?漢字ぐらい間違えるな」

こんなことは日常茶飯事で、切原は悪びれず「ごめんなさ~い」と言うだけだった。

「絶対悪いと思ってねえだろ」

溜息をつくのは日吉ばかり。
切原がこういった態度をとるのには、訳がある。
その訳というのは、年齢。
社会人歴は日吉の方が長いが、実は二人は同い年なのだ。
「タメのくせに命令すんな!」というのが切原の言い分。
それがこの前の飲み会で分かったのだ。
何とも子供っぽいと、日吉は思う。

「添削しといてやったから、ちゃんと直しとけよ」

切原の頭を軽く叩き、日吉は自分のデスクに戻った。

「へいへい」

お節介な同い年の先輩。
そんな彼が切原は嫌いだった。



「おはようございま~す」

次の日、いつもいるはずの姿が見えない。
いつも一番に会社にいる人物、彼の教育係。

「あれっ?日吉さんは?」

「今日休みだって」

内心「やった」と思ったが、「そうですか」と口に出した。
今日一日は彼の小言を聞かずにすむ。
そう思うと、一日楽しく過ごせると思った。



(あぁ~…何か張り合いねえ)

一日の半分が終わる時に、気付いた。

(日吉、明日は来るかなぁ)

今日は漢字をわざと間違えても、誰も突っ込まない。
当たり前と言えば、当り前のことなのだが。

(あいつあんな涼しい顔して、実は面倒みいいよな~)

日吉が添削を怠ったことはない。

(あいつ…いい奴なんだよな…)

今日日吉が会社を休んで、初めて分かった。

(こんなにあいつのこと考えてるなんて…俺あいつに恋しちゃってる?)

嫌いだと思っていたのも、本当は同い年なのだから対等に付き合いたかったから。
先輩後輩ではなく、同じ目線で物事を見たかったから。

(あぁ~俺日吉が好きなんだ)

友達という選択肢は出なかった。
それほど切原の頭の中は、日吉でいっぱいだった。




ここまで読んで下さってありがとうございます。
私は赤也はこのくらい単純に恋に落ちてくれたらいいと思っています。
でも流石にこれじゃあ単純な奴過ぎるかな…
 

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